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濱田純一、東京大学出版会、2011.3

京都府立図書館から借りる.

うちの大学の総長の話はつまらんかったので、では東の双璧はどうか、と読んでみた. 

第29代東大総長就任後の講演や論説をまとめたもので、

示唆を与えてくれる記述が多くてとても良い.

少々多く引用.

「知識が甘えを生み出す余地はない」

「失敗の経験のない成功はあり得ない」

「結びつけた知識から生まれた新しいものを試し、
 結果を分析し、改善し、再度の挑戦をする体力」
 
「持っている知識を総動員し、実践的に問題に立ち向かえる力が価値」

「分からないから前へ進めないんじゃない、分からなくても前進して、
 議論する. その中で分かってくるものがある」 

「変な質問を茶化し笑うような社会」
 
「自分が学ぶということがどういう意味を持つのか理解する」

能力と意識の高さが匂い立つような文章で、流石最高学府の長!という感じ.

この精神が構成組織に浸透したら凄いことになりそうだが.

 さて.