2008年3月、関西と九州を結ぶ寝台特急「なは・あかつき」廃止。翌2009年3月、関東と九州を結ぶ寝台特急「富士・はやぶさ」も廃止。これにより、東海道・山陽本線から定期客車列車が消滅した。同時に、JR西日本の下関運転所に所属するEF66形電気機関車も、「ブルートレイン」牽引機としての運用を失い、2010年9月までに全機が廃車された。

　学部時代に撮りためた鉄道写真を眺めていたら、「なは・あかつき」「富士・はやぶさ」、それに夜行臨時快速「ムーンライト九州」（2009年1月を最後に運行停止）を牽引するEF66の姿が、結構な枚数に写っていた。ひょっとすると、当時下関運転所にいた、10両のEF66全機の写真があるのではないかと思い、確認した結果が以下だ。

EF66 42号機

↑）「なは・あかつき」を牽引し、終点の京都駅に到着。ピカピカだ。

EF66 43号機

↑）九州行き「富士・はやぶさ」を牽引し、厚狭〜埴生のカーブを通過。

EF66 46号機

↑↑）九州行き「ムーンライト九州」が下関駅に到着。機関車交換のため切り離し。

↑←）関西行き「ムーンライト九州」、姫路駅で発車待ち。

↑→）別の日の関西行き「ムーンライト九州」、終点の新大阪駅に到着。

EF66 47号機

↑←）九州行きの「なは・あかつき」を、向日町から京都駅まで回送。

↑→）東京行き「なは・あかつき」を牽いて、矢作川を渡る。

↓）九州行き「富士・はやぶさ」を牽いて、厚狭駅を通過。

EF66 48号機

↑←）関西行き「なは・あかつき」を牽いて岸辺駅を通過。

↑→）九州行き「なは・あかつき」、三ノ宮駅で発車待ち。
↓←）関西行き「なは・あかつき」、終点京都駅に到着。 

EF66 50号機

↑↑→）「ムーンライト九州」を牽いて、終点の新大阪駅に到着。

↑←）九州行き「富士・はやぶさ」を、品川から回送し東京駅に据え付け。

↑→）九州行き「富士・はやぶさ」を下関駅まで牽引、機関車交換のため離れていく。

↓←）九州行き「富士・はやぶさ」の車内から撮影。2月の寒さで窓が曇っている。

EF66 51号機

↑→）九州行き「富士・はやぶさ」、岐阜駅にて発車待ち。

↓←）東京行き「富士・はやぶさ」に連結。機関車にピントが合っていない。

EF66 53号機

↑→）九州行き「富士・はやぶさ」厚狭〜埴生のカーブを通過。

手前のバラストにピントを合わせてしまった、痛恨の一枚。

　下手な写真ばかりだが、下関運転所に所属していたEF66のうち、8両を撮影していた。写していなかったのは、EF66 45号機とEF66 49号機の2両。この2両は、下関のEF66の中で最後まで生き残り、廃車後、両端の運転台部分が切り離されて、嵯峨の鉄道模型ジオラマと、木津のパン屋と、埼玉の歯医者に置かれている。暇ができたら撮りに行こう。

（2007年8月〜2009年2月撮影）